2018/08/26

DT Swiss RC28 Spline C dbの感想

インプレできるほどの経験値はないし、このポストを書いている時点で6回(420km)しか乗っていないので、ただの感想ということで。

登り

体重をかけるダンシングをすると、明らかに一踏みで進む距離が違う。いや、ギアは同じだから距離も同じはずなので、スピードが違うのか。シッティングでもいつもと同じギアなのに軽く回せる。これが、他のインプレで見かける「スイスイ登る」という感覚なのか?

平坦

スピードをのせる時に、例えば「さて30km/hまで上げるか」という時に、以前は「さてスピードを上げるか」から「よし、スピードがのってきた」という段階があったけれども、このホイールだと「さてスピードを上げるか」から「あれもう30km/hになってる」という感じで、こういうのを加速が良いと言うのだろうか? 少なくとも古いホイールより加速が良くなったと言える。
ただし、古いホイールは35km/hくらいまで上げてしまえばとその後の速度維持は比較的楽だった。重い方が速度維持は慣性力が働いて楽というのはこういうことか?

振動

疲労度という面から見るとトレーニングでは70km程度しか乗らないので正直まだよく分らない。疲れを感じる時は以前と同じで60kmくらいで感じる時もあるし、疲れを感じない時は最後まで調子良く走れる。ホイールの違いよりも、体調の違いの影響の方が大きい気がする。古いホイールにGP4000を履いて出場した150kmのレースでは、だんだん腰が痛くなってくるけど補給食を摂れば回復するという状態を繰り返していた。11月には160kmのレースに挑戦する予定なので、その時どう感じるかに期待。
それから今はチューブを入れて6気圧で乗っているけれども、チューブレスレディのホイールなのでチューブレスのタイヤにしたらどうなるかも気になるところ。

剛性

正直,全く分らない。そもそも比較対象が古いホイール一つだけだし、その比較対象が硬いのか柔らかいのか分らないので、どうにも分らない。ただ、よく登るし加速も良くなったし古いホイールよりは剛性も高いホイールなのかな?と思う。

ラチェット

音はすごい静か。走っている時は走行音でかき消されて全く聞こえない。列になって走っても、前の人はもちろん真後ろの人も聞こえないと思う。
それからこのラチェットは遊びが少ないというか踏むとすぐに反応がある。


買う前には一応ネットで検索してみたのだけど、このホイールについての情報はあまり見つけることができなかった。DT Swissはハブでは有名みたいだけどホイールとなると別なのか? もしかして何か理由があって人気がないのか? と少し不安もあったけれど、それならそれで不人気の理由が見つかるはずだし、きっと単に定番メーカーと比べるとホイールの分野では知名度が低いのだろうと勝手に納得することにした。

実際に乗ってみて結果は非常に満足している。重さで言えばほとんど別の自転車みたいに軽くなったし、最初に乗った1日目でいつも走っているコースのセグメントの自己記録を12ヶ所も更新できたので、このホイールの良さを実感できただけでなく実証できた気がする。

10万円台で買える1,400g以下のカーボンホイールで、ディスクブレーキ対応で、エンドキャップの交換でQRだけじゃなくスルーアクスルにも対応していて将来的にも使えるし、少なくとも自分の脚には必要十分な剛性があるし、今のところ非の打ち所がない。


[追記]
ラチェット音が走行時には全く聞こえないと書いたけれども、たぶん500kmくらい走ったころからグリスが馴染んできたのか少し聞こえるようになった。でもやっぱり静かなのには変りはない。
[追記の追記]
さらに1,000kmくらい? 走るとラチェット音がいい感じになってきた。でも、まだいわゆる爆音? って程でもなくて、個人的には許容範囲。今後もっと煩くなるんだろうか?

2018/08/25

ディスクブレーキのローターとキャリパーの干渉

よく下調べせずに買い物して失敗した話。
今乗っているシクロクロス車、Kona Jake the Snakeの2014年モデルにはHayesのCX Expertというディスクブレーキが付いている。DT Swiss RC28 Spline C dbのハブはセンターロック用だったので、シマノのブレーキローター SM-RT81を買ってきた。理由は単純で後輪に使っている140mmの在庫があるのがこれしかなかったから。それからロード用のローターの放熱フィンがどうにも好きになれなかったから。

あと0.数mmあれば…
が、装着してみるとローターのアームとブレーキキャリパーが微妙に干渉する… 無理矢理回せば回る程度なので本当に微妙な0.数mm程度だと思う。
















しょうがないので140mmの在庫がある他のセンターロックのローターを探していると、SRAMのCenteline Xというのが見つかった。

アダプタは単純な構造
アームの直径は写真で見る限り大丈夫そうなんだけど、念の為今回は6穴のXじゃないCenterlineを選択した。幸いホイールには6穴とセンターロックのコンバーターが付属していたし。
アダプタは穴に合わせた6つの突起が付いているだけの単純なもので、こんなので大丈夫か? と思ったけど実際乗ってみると特に不安は感じられなかったので大丈夫なんだろう。








ちなみにローターの取り付けや取り外しのためにPark ToolのBBT-69.2と40Nmに対応したトルクレンチは持っていなかったので買ってきた。


2018/08/24

腹巻

冬の朝、8時とか9時頃に走ると寒い。実際に温度計で計ったことはないけど、予想気温が10℃以下の日、特に5℃以下になるとすごく寒い。特にお腹が寒い。体が十分に温まった後でも坂道の下りではお腹が寒く感じることがある。試しに新聞紙を腹に入れて走ってみたら寒くはなかったんだけど、汗のせいでインナーに色移りしてしまった。コストは0だけど却下。

何か寒さを防ぐ良いものがないかなぁ、インナーを2枚重ねしたらどうだろう等と調べていたら、サイクリング用の腹巻というのを見つけた。何の気なしに妻にサイクリング用の腹巻の話をしたら、「腹巻欲しいの?」と聞かれ、サイクリング中に寒い云々の話をしていたら「ほれ」と腹巻を渡された。
腹巻なんてあったんだとよく見ると小さいリボンが付いていたりして、女物?と思ったら妊婦用の腹巻だった。まぁ誰かに見られるわけじゃなしと試しに付けてみたら悪くない。そのまま乗りに行ったら寒くない。何千円も出して専用品を買わなくてもこれでいいやということで、そのまま使っている。

でも土曜に使うと帰ってすぐに洗濯しても冬なので日曜までに乾かない。1枚しかないの?と聞くと1枚しかないけどちょっと待ってと言われ、また「ほれ」と腹巻を渡された。この柄は見たことがある? と凝視していると「子供の着れなくなったTシャツで作った」とのこと。半分に切ってミシンで一周縫うだけなので、ものの5分で作ってくれた。
確かに子供用で小さいけれど、ちょっと伸びるのでちょうどいい感じ。ただ何回か着ていると伸びてしまったのか元々くたびれたTシャツだったからか、緩くなってしまった。それを伝えたらゴムを入れてくれて完璧になった。

I survived Karapoti!
そういえばTシャツの再利用で思い出したけれど、レースのお土産で買ってきたTシャツを穴が開いたりよれよれになって着れなくなったのでクッションカバーにしてくれたこともあった。
左の写真はクッションカバーに生れ変ったKarapoti Classic 2007のお土産Tシャツ。

もしかしてジャージも作れる?と聞いてみると、型紙があれば作れると思うけどぴったりフィットする伸縮素材は縫うのが面倒で難しいということで却下された。残念。

2018/08/23

MAMIL

最近MAMILというドキュメンタリーを観た。MAMILとは、Middle Aged Man in Lycraから造られた造語。

こんなパッケージ

ドキュメンタリーに出てくる人達はUSA、UK、Australiaの英語圏/文化の人達だけど、日本のロードバイク乗りもというか、たぶん世界中の中年のロードバイク乗りは大なり小なり共感できる内容じゃないかと思う。それどころか「ロードバイク」を何か別の趣味に置き換えても成り立つ部分があるので、中年おやじの趣味に共通する問題と言えるかも。

例えば時間の問題。平日はもちろん仕事があるので家族との時間を犠牲にしないと乗る時間が取れない。人によっては一人になれる貴重な時間でもあり、同じ趣味を持つ仲間と集う仕事とも家族とも切り離された大事な時間でもある。

家族からも理解されない趣味。ロードバイクに対する情熱は理解してくれる家族もいるけれど、ロードバイクそのものは理解されにくい。夫婦や家族と一緒に乗っている人達もいるけれど、全体的に見れば少数派か?

機材には惜しみなく金をかける。お金の問題はどこも一緒みたいで、妻/パートナーにばれないように苦労している様子。
ただ言わないという人から、現金とカードの併用でカードの明細だけ見せるとか、相手の無関心を利用してフレームは必ずブラックで塗るとか、荷物は職場受け取りで自宅には配送しないとか。職場配送は自分も使う手で、帰ってきた時に家に持ち込まずにガレージに置いておけば小物だったらまずバレない。

そんな苦労とは無縁なのか、お金持ちはどこにでもいるのか、複数台持ちは当たり前の人達も。バイク乗りのルール: バイク乗りに必要なバイクの数とは、今持っている台数 +1 だそうだ。自分はシクロクロスとMTBの2台持ちだけどロードバイクが欲しくてうずうずしている。とりあえず、オンロード専用のホイールを買って我慢したけど。。。

これは他のスポーツでもありえるケースだけど、たるんだ腹を元に戻すために自転車を始める。始めてみたら、そのままどっぷりと自転車にはまる。自転車は手段だったのに、いつのまにか目的になっている。

自転車特有の問題としては、なぜか自転車乗りに対して攻撃的になる自動車ドライバー。まぁ、普段からハンドル握ると性格変るタイプの人達なのかもしれないけれど、どこの国にもいる模様。


自転車乗りなら、面白かったり共感できたりと観て楽しいドキュメンタリーなので、機会があれば観て損はないと思う。まぁ、日本語版が販売されるほど話題になることはないだろうというのが残念だけど。。。

2018/08/22

軽量ホイール

軽量ホイールといっても、ヒルクライムに使うような超軽量とか、レースで上位を狙う人が必要なホイールとかじゃなく、脱初心者的ないわゆる鉄下駄を置き換えるホイールの話。

体重が70kg以下になって、減量が一段落ついたというかまぁ一定の成功をしたということにして、とりあえず現状維持できるようモチベーションを保つために車体の軽量化をしてみた。

どのパーツを軽量化するかだけど、以前タイヤを替えるだけで漕ぎ出しの軽さを実感していたし(SchwalbeのMarathon 2x700gをContinentalのGP4000 28C 2x300gに取り替えるだけで1400-600=800g軽量化できた)、ホイールの交換が色々な面で一番良いらしいので、トレーニング/レース用にホイールを購入した。それに、レースの度に月に1回だけどタイヤを交換するのが面倒だったというのもある。
まぁでもちょっと問題があって、持っている自転車はシクロクロス車で、しかも2014モデルのディスクブレーキ。せめてもうちょっと新しくてスルーアクスルだったら選択肢も多くなるんだけど、前は100mmのQRで後ろも135mmのQR。

色々と調べているとDT Swissのハブがエンドキャップを取り替えるだけでQRもスルーアクスルもサポートしているようなので、将来スルーアクスルのロードバイクを買った時にも使えるかなと思いDT Swissのホイールを買ってみた。
買ったホイールはRC28 Spline C dbというカーボンホイール。カタログ落ちした2017年のモデルなのでBIKE24がセールをしていて、スルーアクスル用のホイールだったけれどもQR用のアダプターを追加しても送料込でNZ$1,500以下だった。



タイヤを付ける前に計量するのを忘れていたけど、BIKE24による実測値だと1,354g (前625g、後729g)らしい。でもそんなには軽くないような? 今度タイヤを外す機会があったら計ってみたいと思う。実際に乗る状態で比較すると、11,490gから9,870gになったので1,620gの軽量化! タイヤだけで800gの違いがあるから、ホイールは800gくらい軽くなったということになる。これだけ変ると機材に疎い自分でもはっきりと違いが分る。というか、乗らなくても手で持っただけで軽くなっているのが分る。カーボン凄い。
前後個別にみると(タイヤ、ディスクローター、カセットが付いた状態で)、前は1,930g → 1,190gで-740g、後ろは2,410g → 1,530gで-880g。

いきなり高級/高額なホイールを買うのもあれだし、かといって安目のホイールを買って効果が感じられないと残念なので、ちょうどいい選択だったと思う。今まで真っ黒のリムに乗っていたので、ちょっと下に目を向けた時に回転しているリムのロゴが見えるだけで、なんか嬉しくてやる気が出てくる。

[追記」
古いホイールの重さのメモを発見したのでちょっと計算してみた。
古いホイール+GP4000: 1510+2020=3530
DT Swiss+GP4000: 1190+1530=2720
同じタイヤを履いた時の差は、3530-2720=810g

古いホイールからタイヤを外した時の重量は1050+1530=2580g
DT Swissは810g軽いから、2580-810=1770g
これからディスクローター2枚の200gくらい? とカセット200gくらい? の計400gを引くと
1770-400=1370g
スルーアクスル用エンドキャップとQR用エンドキャップの違いと6穴ローター用のセンターロック アダプタを付けているから、BIKE24の値で大体合ってるみたい。

[追記の追記]
上の追記を読み直している時に気が付いてしまった。今履いているチューブは前後で300g以上ある。 3530-2580=950g、ここからGP4000 2x300gを引くと、計算上は350gがチューブの重さ。軽量チューブにするとさらに200gくらいは軽くできる?

2018/08/21

自転車イベントの記録 (2017春/2018夏)

前シーズンで出たレースが思いの外楽しかったので、調子にのって色々とエントリーしてみた記録。

まずは2017年11月に、この頃は週末のサイクリングも60kmくらい乗っていたので、75kmに出てみた。結果は2:30で平均時速30km/h。まずまずの出だし。総合24位で、年齢別3位。
スタート前の様子


レースパック
次はちょと自信を付ける意味もあって、2018年1月に150kmのレースに出てみた。結果は5:25で27km/h。ちなみに、このレースの名称はTaranaki Cycle Challengeというんだけど、別名Around the mountain。Taranaki山の周りをぐるっと走るレース。総合304位で年齢別47位。やっぱりイベントの規模が大きくなると順位が下がる。。。

5-6時間組のスタート。スタートラインが遠い。

100kmを越えるレースも走る自信が付いたので、2月は114kmを走ったのだけど、記録は4:08で平均27km/h。総合34位、年齢別は発表されていないので分らず。
速そうな赤いジャージはNZ Armyチーム。

3月は前年55kmに挑戦したレースを今度は117kmのコースに挑戦。結果は3:58で29km/h。総合73位で、年齢別10位。
Tuiビールが主催なのでゴールするとビールがもらえる

4月は去年も出場した50kmヒルクライムに再挑戦した。今回は晴れてい絶好の天候だったけれども、2:03で25.8km/h。2時間を切りたかったけどちょっと届かなかった。総合11位の年齢別2位。やっぱりマイナーなレースは順位だけ見ると上位になれるのは気持ちがいい。

人もまばらなマイナーレース。

次回こそは2時間切れるようにもっとトレーニングしないと。。。


2018/08/19

レースとかイベントとかの記録 (2017夏)

減量のために自転車に乗り始めてからしばらくして、地元で開催されるイベントを見つけたので、足試しに80kmくらいなら何とか走れるか?と出てみたけど、見事に玉砕したのが2017年の1月。多分平均時速は20km/hくらいで途中からずうっと足切りカーが後ろにいた。ボトル2本に水を入れていったけれども足りなくなって、途中で足が攣ったり惨々だった。
ちなみに、舗装路だけじゃなくて砂利道区間もあって自分のシクロクロス車にぴったりと思って出たけど、そんなことを楽しむ余裕もなかった。

次いで3月に前回の教訓を生かして少し短い55kmに出てみた。体調は良いし天候も良好で、結果は1時間48分、平均時速は30.5km/h。距離が短かいとはいえ平均30km/hで走ることができたのは嬉しかった。ちなみに総合順位は42位で年齢別では5位。

調子に乗って、4月にも50kmのヒルクライム的なイベントに出てみた。ヒルクライム"的"と書いたのは、日本のヒルクライムは下から登って上でゴールだと思うんだけど、このレースはスタート地点とゴール地点が一緒で、行った道を戻ってきてゴール。しかも行きは下りで、戻りが登り。この日は残念ながら雨で記録は2時間11分、平均時速は22.9km/h。
総合順位は16位で、マイナーなレースのおかげで年齢別では3位だった。

ちなみに、このレースの由来が面白くて、8年だか10年ほど前に道路が舗装された記念にレースが行なわれて、そのまま今でも続いているらしい。そんな田舎で開催されるマイナーなレースなので雰囲気はすごいアットホームな感じ。スポット プライズも$2ショップで買えるようなものやスーパーマーケットで買えるようなものだけど、数がたくさんあって参加者全員に当たるんじゃないかというくらいある。(自分はチョコレートをもらってきた。)
レースパックというか参加賞?は地元の野菜

ということで、減量のためだけに自転車に乗るのはもったいないというか、もっと楽しむためにレースにも出てみたけれどNZは季節が反対なので4月でシーズンは終了。

2018/08/18

自転車で減量

"自転車 減量"とか"自転車 ダイエット"で検索すると大量のページがヒットするので、方法論とかコツとかはそっちに任せるとして、実際に中年の自転車乗りが2年弱乗った結果が↓です。

TL;DR

長い説明は後にするとして、2018年8月現在の結果はこれ。

折れ線グラフが体重のグラフで記録を開始した2016年10月時点で84kgくらいだった。(身長は172cm) 棒グラフはその日に乗った距離で、最初の頃は記録してなかったので空白だけど、確か距離にすると20kmくらい、時間にすると1時間くらいから始めたはず。

最初の9ヶ月で10kg減っているので、無理はしなくても継続さえしていれば-10kgくらいの減量はサイクリング以外の特別なことはしなくても、たぶん達成できるのではないかと。

中央左の距離の記録がなくて体重が数キロ増えているのは、長期休暇で旅行に行ったため。飲み食いして運動しないと簡単に3kgほど増えた。中央右の空白は少し体調を崩して数週間乗らなかったため。どちらもサイクリングを再開すると順調にまた減りだしている。

長い説明が読みたければ、以下をどうぞ。