15 7月 2020

FreeNASのアップデート: 9.2.1.9 → 11.3-U3.2

自宅のファイルサーバとしてFreeNASを長い間使っているけれど、特に不便がないのでアップデートをさぼってた。2GBのサイズで足りる9.2.1.9が、産業用のDOM (disk on module)を使っていたので、トラブル知らずで今まで動いていた。
USBのピンヘッダに直接差すDOM

ハードウェアも今だにML110 G6が現役。通電時間を見たら、3000日近かった。
2960日÷365=8.1年

小さいサーバをVMで走らせたくなったので、メモリを8GBから16GBに増設して、FreeNASも最新にしてbhyveでVMを走らせることにした。アップデートの方法を調べてみると、メジャーバージョン毎に順番にアップデートすれば良いみたい。

まずは9.3だけど、最低8GBのディスクが必要。似たようなDOMの8GBとか16GBとかがないかなぁと探してみたけれど、最近はSATAのDOMが主流みたい? SATAに繋ぐなら余っている古いSSDで十分だろうということで、古いPlextorのSSD、PX-128M2Pを引っ張り出してきた。

具体的な手順は、
  1. 設定ファイルの保存
  2. シャットダウン
  3. USBのDOMを外して、SSDを接続
  4. 9.3のインストーラで起動して、SSDにインストール
  5. Web GUIを使って保存した設定ファイルをアップロード
  6. (自動で再起動)
  7. 今まで通り動作することを確認
"今まで通り動作することを確認"が終るまでzpoolのアップデートさえしなければ、何か問題があっても、元のUSB DOMで起動すれば元通りなので安心して作業できる。そして9.3にアップデートすれば、あとはWeb GUIからアップデートできるので簡単な作業。

9.3からは途中のバージョンを飛ばして11.3にアップデートできるという記述も見つけたけれど、実際に試してみると自分の環境ではうまくアップデートできなかった。なので、地道に一つづつアップデートしていった。
  1. 9.2.1.9
  2. 9.3 (9.3-STABLE-201506292332) ←自分がダウンロードしたバージョン
  3. 9.3.1 (9.3-STABLE-201604150515)
  4. 9.10.2-U6
  5. 11.1-U7
  6. 11.2-U8
  7. 11.3-U3.2
自分がダウンロードした9.3より新しい9.3.1があったみたいで、最新をダウンドードしていれば不要な1ステップが増えているけれども、9.3以降はWeb GUIからクリックするだけでアップデートができる。

11.3までアップデートできたら、今まで通りに動作していることを確認した後、zpoolをアップデートして完了。これで本来の目的のVMを走らせることができる。

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