05 7月 2025

Gaiters? Puttees? ゲートル?

ゲートルを買う前に自作してみた。最初は妻に適当に作ってもらおうとしたのだけど、伸縮するゴムを縫うのは面倒ということで却下された。しょうがないので自分で作ったけど、技術がないので風を通さないネオプレーンの端切れにマジックテープを貼り付けただけ。しかも片方だけ。でも、試してみたら効果は歴然。これを付けた方の足は隙間風が全く入ってこない。
自作ゲートル

これはいい!ということで買ってみることにした。アウトドア用品店で色々と見付けたけれど、ナイロンみたいなツルツルしたものが多い中、目を引いたのがOutback TradingOilskin/Canvas Puttees。コットンの生地にオイルを染み込ませているらしい。防水なのも良い点。
Putteesと呼ばれていた

さっそく使ってみると、自作のネオプレーンは完全に風を防いでいたので、これを100%とすると、ゲートルは90%くらいの感じ。でも何も付けない時に感じていたスースーする感触は無くなった。
恐らく一番風が入り込みやすい部分は靴紐の間で、そこから入り込んでくる風は防いでいるからスースーしなくなったのだと思う。前方の裏側にはフックが付いていて、それを靴紐に引っかけることによって、風でめくれないようになっているのも効いていると思う。

まだ少し風が入り込んでいる感じがするのは、自作のネオプレーンは伸縮性を利用して全体がビッタリフィットしていたけど、こちらは上部にゴムがあるだけでピッタリしていないせいか? 下部の両サイドにはストラップを引っかけるためのDリングが付いているけど、残念ながらストラップは付属してなかったので、まずは適当に紐で縛って試してみた。
そうしたら90%が95%くらいになった。100%まであと一歩だけど、これで満足しておくか。

[追記]
Doppel Gangerの足首ウォーマー、DGL603-BKを見つけた。これが完璧だと思うけど、どこにも売ってない。日本は今ごろ夏だから?と思ったら既にディスコンなのか。売れなかったのか? 良さそうな商品なのに。

03 7月 2025

RØDE VideoMic Me

GoPro Hero 2024とRØDE Wireless Go IIで録画をして楽しんでいるのだけど、もう少し良い音で撮りたい。良い音というか風切り音を減らしたい。

マイクをウィンドシールド/フォームで包む目的は、マイクに風が当たった時に風切り音を発生させない為であって、マイク以外の部分で発生してしまった風切り音がマイクに届かないようにする為ではないはず。(仮定1)

他の場所で発生してしまった風切り音をマイクが拾ってしまうのはどうしようもないし、モーターバイクに乗っている以上、風切り音の発生を防ぐことは不可能。(仮定2)

でも、エンジン音の音量が十分大きければ、風切り音がそれに埋もれて聞こえなくなるか、少なくとも目立たなくはなるはず。(仮定3)

これらが正しいとするならば、風切り音ができるだけ小さく、エンジン音はできるだけ大きい場所を見つけて、そこにマイクを設置して録音できれば良いはず?

そんな都合の良い場所があるのか?

motovlogをしている人達の、特にraw soundとかpure soundとかengine/exhaust sound onlyとかの動画を参考にして、マイクの設置場所を色々試してみた結果、タンデムシートの下にある(取説と簡易工具が入っていた)隙間に入れると、風切り音が聞こえなくなるくらいに迫力のある音が撮れた。撮れたけれども、今度は音が大き過ぎて音割れしてしまう。RØDE Wireless Go IIのTXにはPADが付いているけど、それをオンにしてもまだ足りない。どうしたものか?

TXの内蔵マイクのスペックを見ると最大入力音圧レベル/SPL (Sound Pressure Level)は100dBか112dBらしい。
このPDFは100dB

こっちのPDFは112dB

参考としてmotovlog用途で評判の良いハンディレコーダーのマイクの最大SPLを調べてみると小さくても120dB、大きいのになると140dBなので、それと比べると100dBは少々どころかちょっと小さ過ぎ? まぁ、Wireless GO IIの主な用途は人の声だろうから、しょうがないというか自分の事前調査不足だったか。

音が大き過ぎたらマイクを音源から離せば良いらしいけど、今回は場所が固定なので最大SPLの大きいマイクを探してみると、同じRØDEのVideoMic Meが手頃な値段($75)で最大SPLも140dBなので良さそう。
目的のタンデムシートの下だとあまり恩恵はなさそうだけど、指向性がカーディオイドなので、TXの無指向性に比べてエキゾーストパイプからの音を狙うといったことも、もしかしたらできるかも知れない。
VideoMic Meは最大SPLが140dB

ただし、出力がスマートフォン用にTRRSなのでTXに接続するにはTRSへ変換するケーブルが必要になる。
• TRRSの二番目のRingがGND/グランドなので、TRSのSleeveへ。
• TRRSのSleeveがマイクの信号なので、TRSのTipとRingへ。
TRS-TRSのケーブルが余っていたので半分に切って、ソケット部品だけ買ってきて変換ケーブルを自作した。
VideoMic Me:TRRS - Go II TX:TRS

結果はまだ音割れする… TXのPADをオンにすると少し改善するけど、それでもまだ音割れしている。140dBってとんでもなく大きい音みたいだけど、タンデムシートの下でのエンジン音はそんなに大きい音なのか? それともレコーダー側の問題の可能性もあるのか?

25 6月 2025

防風/防寒対策

ウェブで検索すると色々と出てくるけど、とりあえずお金を掛けずにできる対策を試してみた。

使い捨ての手袋
使い捨ての薄いゴム手袋をインナー代りに使うと防風対策になるらしい。

使い捨ての薄い手袋

暖かくはならないし寒くならないとまでは言えないけど、だいぶマシになる。1時間走って、カフェでコーヒー飲んでまた1時間かけて走ってくるくらいなら、この使い捨て手袋で十分だった。外気温は10から15の間くらい(だったはず)。もっと長い時間乗るとどうなるかは要テスト。

ただ、ピッチリしているので付けたり外したりがちょっと面倒。1サイズ大きくしたらよいかも。それから手汗で不快になるかと思ったけれど、こちらは大丈夫だった。そもそも汗をかくほど暖かくならないからと思われる。




つま先だけ靴下を二重
ロードバイクに乗っている時もつま先が寒くなるので、古い靴下を裁断してつま先だけにした靴下をちょっと寒い時に付けていた。でもロードバイクですら本格的に寒い時はつま先靴下だけでは不十分で、結局シューズカバーを購入したので期待はしていなかったけど、その通りでちょっとマシかな?くらいの効果。春や秋に予防くらいの気持ちで付けると良いかも。

マジックテープの裾止めバンド?
名前がわからない。自転車通勤の時に使っていたチェーンに巻き込まないようするための裾止め用のマジックテープのバンド。裾から風が入ってくるのでその隙間風対策で付けてみたけど、少し減っただけでまだ隙間風を感じる。幅が2-3cmなので、もっと幅広のものが必要と思われる。
裾止めバンド?

北海道出身なので子供ころ長靴やスノトレに雪が入らないようにカバーをつけてたけど、そんな感じのものがあるといいかなぁと探してみると、gaiters、日本語だとゲートル?が良さそう。そんなに高くないし買ってみるか?

13 6月 2025

2台目のモーターバイク

エンジンオイルとフィルターを交換するためにディーラーに持っていったら、見慣れない色のジクサーを発見。青と白かぁ、悪くないというか好きな配色だなぁと思いつつ帰宅。
調べてみると2025年モデルとして色が変更されたらしい。でも、NZではジクサー150/SF150は2024モデルのままで変更無し、250/SF250だけ新色になっていた。

現状は大きな不満も問題もないので乗り換える必要はないし、何よりボディーカラーのためだけに乗り換えるのはもったいない。でも、250ccにステップアップするという理由があればアリか?

それにスポーツタイプのSF250の青白(Metallic Triton Blue/Pearl Glacier Whiteというらしい)が妙に気になる。
2025 Gixxer SF250

1台目を選ぶ時は、それほどスポーツタイプに魅かれなかったけれど、スーパースポーツと呼ばれるタイプに比べればそれほど前傾姿勢もキツくないみたいだし、乗ってみたい気持ちが出てきた。

さらに、大きな不満はないけれども小さい不満をあえて掲げるなら、100km/h巡航にもう少し余裕があれば良いかな?と思う。NZの制限速度は大雑把に言って、街中は50km/h以下、街の外郭は60-80km/h、街と街の間は100km/hという感じになっている。日本のように下道と高速道路というように分れていない。言ってみれば下道の制限速度がすでに100km/hという状態。

なので、どこかに出掛けると必ず100km/hの道を走ることになる。なるけど、ジクサー150でもなんとか100km/hちょい、条件が良ければ110km/hちょいまで出るし、70-80km/h制限で走り抜ける集落も点在しているので、延々と100km/hで走っているわけでもない。なので、小さな不満。これが250ccなら解消されるかなと。

ジクサー150は去年の8月下旬に買ったので、そろそろ10ヶ月で走行距離は7,000kmを越えたところ。とりあえず、7月いっぱいか10,000kmになるまで乗ってみてから乗り換えを考えるか…?

25 5月 2025

Manawatu Estuary

週末にManawatu Estuaryに行ってきた。ラムサール条約に登録された湿地の一つで、特に熱心なバードウォッチャーというわけではないのだけど、野鳥を観るのは好きなので思い付きで55-300mmのズームレンズを持って行ってみた。

こんな感じの所

4種類の鳥を見ることができた。
Royal Spoonbill
Royal Spoonbillの集団がたぶん日向ぼっこしていた。それか寝てるだけ?

Pukeko
河口付近に限らず内陸部でも見かけるPukeko。よく似た配色のTakaheは飛べないけれど、Pukekoは飛べる。

Pied Stilt

Spur-winged Plover

Pied StiltとSpur-winged Ploverは盛んに水の中にいるであろうご飯を食べていた。

写真としては300mmでは全く足りなかったけれど、超望遠は高価だし、そもそもたまにしか撮らない鳥のために機材を揃えるのはもったいない。写真には撮れないけれど双眼鏡くらいなら買ってもよいかもしれない。

21 5月 2025

Restricted Licence

Learner Licenceを取得してから6ヶ月以上経ったので、Restricted Licenceのテストを受けることができることを思い出した。LeanerとRestrictedの違いは、Lプレートを付けているかいないくらいなので、あまり気にしていなった。取得方法はCBTA (Competency-Based Training and Assessment)という講習とテストが一緒になったコースを取るか、実技試験を取るかの二択がある。

Lプレート

確実性で選ぶならCBTAだろうけど、住んでいる街でCBTAを提供している会社は6-8時間の講習付きで$600! 6-8時間の講習付きと考えれば安いのかも知れないけれど、$600はちょっと高い。まぁ、CBTAを選択すれば6ヶ月待たなくてもRestrictedが取得できるので、Leaner取り立ての人を合格させるには8時間でも足りないくらいか?

Wellington方面まで行けば他の会社もあるけれども、例えば1時間の講習付きで$260とかそのくらいは必要になる。それに比べて実技試験だけなら$54.20。$200の差は大きい。なので、まずは実技試験を受けてみて、駄目だったら素直にCBTAを受けるという方針にしてみた。

Palmerson NorthではVTNZだけがモーターバイクの免許の試験を実施している。AAは車だけみたい。試験当日は30分前には受付に来いと書いてあったので、30分前に来て、視覚検査したり、(無事に受かったら)新しい免許に転写されるサインをしたり、(無事に受かったら)新しい免許に使われる写真を撮ったりした。

それから試験官と一緒にモーターバイクの点検、ブレーキランプとかインジケーターとか、をする。モーターバイクに問題がなければ、右折してなどの指示を受け取るための無線機のイヤホンを装着して出発。
無線機といっても、グループライドで使われているようなヘルメットの横に装着するコミュニケーションデバイスではなくて、片手で握って使うようなゴツい無線機で、もちろん運転中は操作ができないので、こちらからは返事ができない。なので、指示が聞き取れなければ手を上げろと言われた。
試験官はモーターバイクではなく車に乗車していて、さらに運転手は別の人がしていた。ウェブの説明では試験官がメモのために時々停車すると書いてあったけど、メモ取るから停車してとは最後まで言われなかった。

試験は50km/hの街中と100km/hの郊外の二部構成になっていて、最初は街中でそこ右折、そこ左折、次は直進、レーンチェンジしてという感じで言われるままにしばらく走る。途中、行き止まりの道に右折してと言われて、行き止まりだから次の道だろうと思ったら、正しくその行き止まりの道に進入して欲しかったみたいで、次からロボットのように指示されるままに走った。まぁ後から考えれば、行き止まりの道に進入したのはUターンを見るためと分ったけれども、先入観が邪魔をした。

一旦止まってと言われたので停車したら、無線ではなくわざわざ車から降りてきて、次は危険察知の試験をするから、気が付いたことを後で聞くから記憶しておいてねと言われた。しばらく走った後に、路上駐車がたくあったとか、犬連れて散歩している人がいたとか、交差点で止まった時に大型トラックの影になっていたとか、思い付くままつらつらと話した。

街中が終わったら、郊外に出て100km/hの区間を走る。街中に比べたら、ただ走るだけみたいなもので、車線内でのポジションとミラーチェックを定期的にするくらい(だと思う)。幸い追い越しをしなくてはならないような状況には会わなかった。ジクサー150だと追い越しは苦労するので助かった。

帰ってきたらすぐに結果を言われるかと思ったら、しばらく待たされた。何か間違ったことをしたかなぁと不安になるくらいの時間待たされた。道間違ったり、指示が聞き取れなくて何度も右手を上げたのは実は試験に影響するのか?と心配になるほど待たされた。けれども、結果は合格だった。

ちなみに試験官はインドの人で、最初は指示が聞き取り辛かったけれども、試験の後は名前を日本語で書いてみてとか、日本語だと○○って単語に近い音だねぇとか、ヒンドゥーの神様の名前なんだよとか世間話をして終了した。

よかったよかった。


17 3月 2025

キーホルダー

とりあえず必要だからと端材で作ったキーホルダーが壊れてしまったので、新しいのを作ってみた。前にどこかで見て試してみようと思っていた、ジーンズにレーザーで彫刻してみたのがこれ。
ジーンズの切れ端

端をきちんと処理しないと格好悪いなぁと思いつつ使ってみると、パタパタしすぎて目障りになる時がある。もうちょっと重みがあったほうがよさそう。

重みがありながらもモーターバイクに傷がつかないように柔らかい素材ということで、革で作ってみた。
模様付きの革

風で無駄にパタパタしなくなったので、一応満足。なんだけど、手芸店にあった革は写真のように何か模様がついているのしかなくて、できればヌメ革(が正しい用語か分らないけど)という模様の無い革が欲しかったので、オンラインショップで探して購入。
そして作ったのがこれ。
ヌメ革にレーザー彫刻

革の染める前の自然な薄い色がレーザー彫刻の結果にちょうど良い感じ。
さらに、革の処理についても少し勉強して、裏側(床面というらしい)と裁断面(コバというらしい)はトコノール/Tokonole(商品名)というクリーム状のワックス(?)を塗布して磨いてある。
表側(銀面というらしい)はミンク オイルを塗っておいた。


参考までにそれぞれのレーザー(10Wのダイオードレーザー)の設定:
  • ジーンズは100%で225mm/s。でも、けっこう薄くなっていたのでちょっと強かったと思う。もうちょっと弱く80%とかで良いかも。
  • 模様付きの革+マスキングテープは80%で80mm/s。60%でも悪くはなかったけどちょっと弱い感じ。
  • ヌメ革+マスキングテープは30%の80mm/sで十分だった。