03 8月 2014

Windows RTとFreeNAS+Plex

ストリーミングサーバみたいの立てれば、Windows RTだと再生できない動画フォーマットも観れるようになって幸せかな?と思い付いたのでやってみた。

家のファイルサーバはFreeNASなので、プラグインで対応しているのがあれば、わざわざ他にサーバを立てなくて済むなぁと思って見てみると、Plex Media Serverというのがあった。Windows RTもクライアント アプリは有料だけど対応している。ちょうど、通常価格$7が$1.50だったし、ユーザーインタフェースの見た目も良さそうだったので、Plexで挑戦してみることに決定。

そういえば、FreeNASは9.2系列がなんかゴタゴタしていたので、8のままで使っていたのだけれども、9.2.1.6まで上って安定したみたい? なので、9.2.1.6に更新してみた。特に凝ったことはしていないのもあるだろうけど、今のところWindowsからもOS Xからも問題なく使用できている。

Jailの設定

Jailsのタブを開いて、configurationを見て、jailが格納される場所とjail用のネットワークを確認。IPアドレスの範囲をADSLモデムで動いているDHCPサーバとかぶらないようにする。

プラグインのインストール

Plexプラグインのインストールは、リストからplexmediaserverを選択してInstallボタンを押すだけ。そうすると、jailの設定で指定した場所に自動的にplexmediaserver_1というデータセットが作成されて、そこにインストールされる。

Plex jailの設定

Jailsタブに戻ると、plexmediaserver_1という名前でjailが作成されていて、すでに起動もされている。ここで、Plex jailから動画の保存されているディレクトリを見れるように設定する必要がある。
フォルダーのアイコン(Add Storage)をクリックして、Sourceに動画が保存されているディレクトリを、Destinationにjail内にすでにある/mediaディレクトリを指定して完了。(他のディレクトリにしたければ、シェルのアイコンで、Plex jailのシェルに入って、ディレクトリを作成しておく。)
それから、jailに割り当てられたIPアドレスが表示されているので、覚えておく。

サービスの開始

Pluginsのタブを開いて、スライドボタンを押してPlexサービスを開始する。

Plexの設定

クライアントマシンから、http://[Plex jailのIP address]:32400/manage/index.htmlというURLにアクセスすると、Plexの設定ページが表示される。ローカルの動画を観るだけなら、Plexのアカウントは必要ないらしいので、その辺はスキップ。
Libraryに動画を追加するために、'+'アイコンをクリックして、/mediaディレクトリを指定する。

クライアントの設定

サーバサイドの設定は以上みたいなので、Windows RTでStoreアプリを開いて、クライアントを購入してインストール。立ち上げたら、特に何もしなくてもサーバを見つけて接続された。設定する項目は色々あるけれど、デフォルトのままでとりあえずflv形式の動画を観ることができることを確認。

これでちょっと幸せになった。と、思ったら甘かった。

ファイルの命名規則

Plexはディレクトリの構造とファイルの名前に規則があって、それに従っていないとシリーズ物は正常にライブラリに取り込まれてくれない。これはちょっと面倒くさい。
TV Showsではなく、Home videoとして読み込ませると、今度はディレクトリを無視して登録されてしまう。これはちょっと嬉しくない。
Plexに全面移行するなら、スクリプトでも書いてファイル名を一括変換しないといけない。とりあえず、これから保存する分は規則に従うようにして、一括変換はしばらく使って、使い勝手が良かったら考えることにしよう。