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風切り音対策を色々と試していたら不思議な現象を発見した。上面のマイク穴にマスキングテープを貼ると4kHz以上がカットされる。しかも、エンジン始動前は4kHz以上も録音されているのにエンジンを始動してエンジン音が発生すると4kHz以上がなくなってしまう。反対にエンジンを停止すると4kHz以上が戻ってくる。
Quikアプリがなにか音に対しても処理しているのかと思ったけれども、SDカードの生データの時点でそうなっている事を確認した。ということはHero 2024が何かしているのだけど、なぜこんなことをするのだろう?
9~10秒付近でエンジンをかけると途端に音が変化しているのが分ると思う。
高音域がないとこもった音になってしまうけど、聴くに耐えないノイズが多い周波数域でもあるので、後処理しなくても自動でカットされると考えれば悪くないのかも?
Quik |
DaVinci |
Gyroflow |
1,000kmチェック |
ちょっとだけ斜め。 |
マイクは2ヶ所にある。 |
書き出しのダイアログ |
何か楽しそうなので、モーターバイクの動画を撮るためにアクション カメラを買ってきた。とりあえずGoProでいいだろ? ということで発売されたばかりらしい小さいHeroを選択。(ちなみに実際に買ったのは9月26日。) Hero 13はさすがに「ちょっと試してみるか」で買うには高価だし、かといって他メーカーのすごい安物を買って「こんなものか」で使わなくなるのはもっとお金の無駄になりそうなので、初心者には無難そうなGoPro Heroにしてみた。
それにしてもなぜこんな名前にしたんだろう? 単純な検索で絞り込めないのは失敗だと思うのだけど、何か理由があるんだろうか? まぁ日付を検索条件に加えればいいし、GoPro自身も2024を付けてHero (2024)と呼んでいるから、それでいいのか?
最初のセットアップはスマートフォンとQuikアプリが必須で、最初にBluetoothで接続した後にwifiでも接続してファームウェアのアップデートが行なわれた。(たぶんBluetooth越しに色々チェックして、ファームウェアの転送は通信速度の早いwifiを使っている?) ファームウェアはVer.1.10が最新らしい。
使い方は分ったので、というか電源を入れてシャッター ボタンを押すだけだし、通常の動画撮影は4Kか1080p(バッテリーセーブモード)で撮影するしかないので、とりあえずデフォルトの4Kで5分ほどUBCOに付けて家の周りで撮影してみた。
GoPro Hero 2024 |
スマートフォンのQuikアプリはセットアップのためにインストールしたけど鑑賞や編集のために使うつもりはないので、macOS用のQuikアプリをM1 MacBook Airにインストールした。Windows用はまだ?ないみない。USBケーブルでMacと繋ぐと認識はされるけど、ファイルのコピーがUSB経由でできない? わざわざSDカードを抜いてカードリーダーを使ってコピーしないといけない…
あとSDカードに記録されている動画はブレ補正が適用されていない生データ。これも安い理由の一つか。まぁでも鑑賞する時はパソコンの画面なので結局はQuikアプリ経由になるから問題ないか? ブレ補正は最初に開いた時にしばらく解析するために時間がかかる。その後は補正速度も十分早く、一旦補正後のデータを生成してから再生ではなくて、リアルタイムに補正しながら再生しているみたい。
それからブレ補正の機能はサブスクリプションがなくても使用できるし、ブレ補正を適用した後の動画を書き出すこともできる。
技術者的な視点で見ると生データがある方が、補正アルゴリズムが更新されたり、別のブレ補正ソフトを試したりできるのでありがたい。ん?そういえばブレ補正を二度掛けしたらどうなるんだろう? たぶんもう誰かが試していると思うけど。
市内の空港近くは道は広いのに車も家もなくて走りやすい。 |
GSX150RLM4らしい。 |
あれ?FRLとFRFって何だろ? |
Suzuki GSX150 / ジクサー150 |
やっつけで作ってみたキーホルダー |
楽しい最初の一台選びの続き。ヤマハのディーラーは住んでいる街にないので除外。カワサキは250cc以下の新車の取り扱いがない… ホンダは125ccがいくつかラインアップされているけど100km/hでそこそこ走れないと郊外の道で困る。そして125ccの上は500ccになってしまう。とすると、除外したヤマハのYZF-R15Mか、スズキのGSX150/150F/250RL/250FかV-Strom 250SXくらいしか選択肢がない。
フルカウルは乗車姿勢が疲れそうだし除外すると、残るのはスズキのストリートファイター? のGSXの150か250RL、もしくはアドべンチャーのV-Stromの250SX。
見た目で選ぶとネイキッドとかネオクラシックとかスクランブラーとか呼ばれるタイプが好みなのだけど、ないものはしょうがない。自転車だと、「最初は見た目で選べ、そうしないと結局乗らなくなる」なんて言われていたりするけど、さすがに見た目が好きだからで600cc超のモーターバイクを最初に選ぶのはありなのか?
150ccと250ccで考えると、100km/hで余裕がありそうな250ccの方が長く乗れそうではある。でも、遅い車をガンガン抜いて速く走りたいわけではないし、車群の後ろに付いて90~100km/hで走ることができれば十分とも言える。でもあまりに遅いタンクローリーを追い抜く必要があることも否定できない。しかも二つめのタンクが連結されているタンクローリーは全長20mくらいあったはず。
画面の前で悩んでも結論が出ないので、「ディーラーに行って見てみよう」と思い立ってディーラーに行ってみたら、フルカウルのGSX150Fと250ccのGSX250RLがあった。一目最初に見た印象は「意外とデカいな」。 排気量が大きくなるにつれ車体も大きくなる傾向があると思うのだけど、150ccでも十分大きく感じる。SV650Aも展示されていたけど、見た瞬間「あ、これはまだ無理」と思える大きさ。
BHSTで乗車したのは、詳しいモデルは分らないけどクラシックな見た目のスズキの125ccだった。GSX150はそれよりも一回りは大きいような。なんか150ccで十分な気がしてきたのでサイズ的にはGSX250RLもほぼ同じだけど150ccで決定。
次は色。展示してあったGSX150FはオレンジでGSX150も同じ塗装らしい。写真だともっと赤寄りの色に見えたけど実際はけっこうオレンジ寄り。悪くはないんだけど、オレンジとシルバーのツートーンよりは青一色かなぁ。悩ましい。
免許を取ったら乗りたくなるというか乗るために免許を取ったので、次は楽しい最初のモーターバイク選び。
ニュージーランドの免許と日本の自動二輪免許との大きな違いの一つが排気量の制限。ニュージーランドは非常におおらかで、LearnerとRestricted免許では明示的に禁止されているモデルを除いた250cc以下のモーターバイクか、250cc以上でもLearner Approved Motorcycle Scheme (LAMS)という事前に許可されたリストにある660cc以下のモーターバイクに乗ることができる。
でも、免許取りたてで650ccに乗るのはさすがに無謀だろうと思うんだけど、オンラインフォーラムなどを見てみるとそんなデカいモーターバイクに普通に乗ってるみたい。そんなんでいいのかな? まぁ、それぞれの国の免許事情や道路事情もあるか。
まずは中古を探してみたけれども、それほどNZの中古市場は大きくない?みたいでオンラインではなかなか見つからない。直接お店に行ってみたほうが良いのかも知れない。もしくは個人売買が盛んみたいだけど、目利きできる自信はないので、どんな来歴があるのか分らないモーターバイクを個人から買うのは不安が大きい。
ということで新車で買うことにした。ついでにやっぱり最初の一台は日本のメーカーがいいかな?と思って調べてみた現行機種が以下。(スクーターやオフロード車以外)
カワサキ (ただしLAMSのページがないから確定ではない。)
Ninja ZX-4R、Ninja 500、Z 400、Z 650、Z 500、Versys-X 300、Eliminator 500、Vulcan S 650、KLR650
V-Strom 650A、SV650A、V-Strom 250SX、GSX250F、GSX250RL、GSX150F、GSX150
(SV650Aはフルパワー ヴァージョンとLAMSヴァージョンがある。)
Navi、Monkey、CT125 Hunter、MSX125 Grom、CB125F、CMX500 REBEL、CM500 Scrambler、CB500F、CB500X、CBR500R、CB650R、CBR650R
XSR700、MT-03、YZF-R15M、MT-07LA、YZF-R7LA、YZF-R3
125cc | 150cc | 250cc | 300cc | 400cc | 500cc | 600cc~ | |
カワサキ | X | X | X | X | |||
スズキ | X | X | X | ||||
ホンダ | X | X | X | ||||
ヤマハ | X | X | X |
BHSTの試験場所は街のちょっと外れにあって工業地域とまでは言わないけれど広めの敷地を必要とする企業が集っている地域だった。週末だけテストのために駐車場を借りているらしい。
予約が一杯ということで時間に厳しそうだったので、早めに行ったらまだ前の人の講習かテストの最中で、受講者の気が散るからどっか行って待っていてと言われた。
テストの前に試験官や前の受講者と雑談していて、クラッチ付きのモーターバイクには一度も乗ったことがないと白状?したら、ちょっと無謀かもとかお金($120)の無駄になるかもとか言われてしまった。でも、クラッチ付きの車は、しばらく運転していないけれども、運転したことはあるし、もちろんクラッチの仕組みについて理解はしているので、試験官の好意でテストの前に15分くらいモーターバイクに乗って慣れさせてもらった。
結果として、満点ではないけれども及第点ということで一発でBHSTはパスした。ただし、いきなり遠くまでツーリングに行ったりするようなことはしないように、まずは街の中でもっと慣れるように試験官から何度も念を押された。まぁ、自分でもそう思うので当然の心配だと思う。
Learner Licenceの試験はAutomobile Association (AA)やVehiclle Testing New Zealand (VTNZ)で受けることができる。費用は$90.60。20年前に車のLearner試験を受けた時は、コイン スクラッチの紙のテストだったけれども、パソコンを使ったテストに進化していた。しかもテスト終了後には設問と回答がPDFファイルで送られてきた。
試験ではランダムに出題される35問の質問の内32問に正解すれば合格。その名もDriving Testsという便利なサイトがあるので、暇を見つけてはチェックしてほぼ毎回満点を取れるようになっていたので、楽勝だった。1問だけ間違ったけど…
一問だけ間違った。 |
Sサイズのツールボックスをほぼ付けっぱなしにしているけれども、前デッキに載せてもいいのでは?と今さらながら思い付いた。でもサイズ的に載せられなかったので、もっと小さいフロントボックスを探してみた。
ヘッドライトがあるので、あまり高さのある箱は付けられない。鍵も付けたい。
で、ウェブを彷徨っていたら日本製の道具箱でちょうどいいサイズがAucklandの店で売っていた。トラスコ中山というメーカーの工具箱らしい。
鍵のせいでデッキに傷が… |
色もオリーブドラブで違和感が少ない。リアボックスと同じように底に穴を開けてボルトで固定することにしたけど、ちょうどフロントデッキをフレームにマウントするための穴がいい感じの場所にあるので、それを再利用することにした。
自転車で郊外を走っているとモーターバイクを見かけることも多く、自転車も気持ち良いけどモーターバイクも気持ち良さそうだなぁと思っていた。UBCOを乗り始めて自転車とは違う面白さ?みたいのもあるなと思ったので、モーターバイクの免許も取ることにした。
というのもUBCOの航続距離だとそんなに遠くに行くことができないし、出先でEV車用のチャージャーで充電するなんてこともできない。それにニュージーランドの道路事情として、街中は50km/hだけど郊外の制限速度は70km/hまたは80km/hで街と街の間の何もない区間は100km/hなので、50km/hが限界のUBCOは走ってはいけないわけではないけれど、ちょっと危なっかしい。
ニュージーランドの免許は3段階になっていて、Learner、Restricted、Fullがある。それから、免許の試験以前にBasic Handling Skills Test (BHST)をパスしないとLearnerの試験を受けることすらできない。BHSTでは実際にモーターバイクに乗って、発進、停止、八の字などの走行をさせられるけど、YouTubeで動画も公開されているので事前にじっくりと確認ができる。
そんなに難しいことをさせられるわけではないけど、初めてクラッチ付きのモーターバイクに乗っていきなりこのテストをパスするのはちょっと心配がある。なので、事前講習とBHSTがセットになったコースを申し込んだのだけれども予約が一杯で数ヶ月先になるらしい…
動画を何度も観ている内に半クラで発進ができて、あとは2速に入れることができれば、3速以上なんて使わないだろうし、何とかなるのでは?という気になってきた。そこでBHSTだけだと何時受けられるのか聞いてみたら、ちょうどキャンセルがあって明日でもいいなら受けられることになったので急遽BHSTを受けてきた。
ケージ的な見た目が悪いのかと思い、やはりパニヤフレームかサイドバッグを自作するのが良いだろうか?とウェブを彷徨っていると、UBCOのハント エディションに付いているMOLLEパネルが目に入った。
ハント エディションは車体の中央にMOLLEパネルが付いているけど、そこに鞄を付けると足にぶつかるのでパニヤフレームの代りにMOLLEパネルを付ければ良いのでは?と思い付いた。
ということで、デザインしてアクリルシートで試作品を作ってみた。
試作品を作るにあたって、住んでいる街の図書館が運営する工作室?みたいな場所を利用してみた。そこにはCO2レーザーカッターがあるので、それを使ってアクリルシートをカットした。
アクリルの試作品 |
これは、けっこう良いのでは?
いくつかの試作品を経て、最終デザインを業者に依頼して3mmのアルミ板からカットしてもらい、さらにアルマイト/アノダイズ処理を施した。
完成! |
見た目の違和感も無く、良い感じにできたのではないかと思う。次は装着できそうな市販のパニヤバッグ/サイドバッグを買ってくるか、既存のバッグを保持できる新しいデザインでケージを作り直すか? もしくは、MOLLE規格のアタッチメントが色々と市販されているので、それを流用するのも良いかも知れない。
Lサイズのツールボックスで買い物に行くと、気を付けていないと蹴ってしまうし、サイドバックの方が見た目も良いかな? と思うので、DIYで作ってみることにした。
ただし、最近のスーパーはセルフレジで買い物袋も持ち込みなので、買い物袋/鞄側を改造しなくても運べるようにケージ的な物を作ってみた。何て呼べばいいのだろう? サイドケージ?
試作品1号 |
なんとなく形にはなっているけれども、実際は精度が悪く力技で合わせているので失敗作。
パイプを曲げる度に精度が悪くなっているので、次はほとんど直線で作ってみた。
試作品2号 |
試作品1号よりはマシだし、2Lのボトル五本に水を入れて10kgの荷重でも大丈夫だった。だったんだけど、なんだろう? 何か納得がいかない。
試作品3号 |
納得がいかないけど、改善点が自分でも良く分らないので、とりあえずデザインを変更してみた。2号と同様に10kgの水のボトルを入れても大丈夫だった。
試作品2号より悪くはないと思うし、実際に使ってみても大丈夫だったのだけど、左右両方に装着した所を想像すると、、、なんだろう? 何か違う感じがする。
装着されているタイヤはオンオフ両用のオフロード寄り? のタイヤと思われる。
雨で濡れたアスファルトでは慎重に発進しないと前輪がすぐに空転するし、なんなら乾いた路面でも空転するので、タイヤをもっとオンロード用に交換することにした。そもそも停車状態では前輪への荷重が足りないのが原因かもしれないけれど…
MichelinのAnakee Streetが良さそうだったけれど在庫のある店が見つからなかったので、MetzelerのME22を購入してみた。
左が元のタイヤで、右がME22。 |
交換方法は自転車のタイヤ交換と基本的には同じ。モーターバイク用のでかいタイヤレバーとビードワックスを購入して、ウェブで見かけたケーブルタイを使うテクニックを試してみた。結果、自転車よりは力が必要だったけど特に問題なく交換できた。
一つ疑問に思ったのは、前輪と後輪で装着方向が反対なのだけど、前輪も駆動するUBCOの場合はどちらがいいのだろうか?駆動するのだから後輪と同じ方向にすべき??? 分らん。
走ってみると確実にグリップ力が違うのが体感できる。停車状態から雑に発進するとやっぱり前輪が空転するけど、交換前のタイヤよりは全然マシ。加速する時も交換前は徐々に徐々に加速していたのが、なんて言うのかキビキビと加速するようになった。
モーターバイクの後ろに積む箱はトップボックスとかリアボックスと言うらしい。
純正オプションでパニヤ フレームとバッグもあるけれど、保険がおりて買い直した時にちょうどセールをしていて前後のデッキとセンターバッグがタダで貰えたので、残念ながらパニヤ フレームを装着することができない。後ろのデッキを外せば装着できるけれども、とりあえずはデッキを活用する方向で検討することにした。
幅は50cm、長さは43cm。 |
単純に考えれば、デッキに箱を積んで紐で縛ればそれだけでデイバッグ以上の積載量になる。でもそれだと盗難対策が皆無なので、鍵の付けられる箱をデッキにボルトで固定することにした。デッキはHDPEというプラスチックの一種で、加工は容易。ボルトは箱の内側だし、デッキ側はTナットを埋め込んだので、箱を壊さないと外すことはできない。(まぁ、六角レンチがあればデッキごと外して持ち去れてしまうけど…)
丈夫さを考えると鉄製の箱が欲しかったけれど、良いのが見つからなかったのでマキタのツールボックスを付けてみた。
すごいピッタリ。 |
普段はSサイズのボックスにバンジーコード、ガムテープなどを入れてある。買い物に行く時はLサイズに付け替えるか、連結すれば良い。(このツールボックスはSystainerという規格に従っていて、他のメーカーでもSystainer規格であれば連結できる。) ただし、連結しただけだと数秒で連結を解除して持ち去られてしまうので、ワイヤーロックが必須。
ヘルメットも入って便利だし普段からLサイズでもいいのだけど、乗り降りする時に蹴ってしまうので、Lサイズは買い物の時だけにしている。他のモーターバイクのリアボックスを見ると、かなり後ろに張り出しているのは乗り降りの邪魔にならないようにするためか? と思ったけれど、シートバッグと呼ばれるバッグもあるのでそうでもないのか。とりあえず、その真似をしてデッキのさらに後方にどうにかして箱を付けることはできると思うけど、せっかくデッキがあるのに、後ろに張り出すのはちょっと違う気がする。
Lサイズ。 |
コロナウィルスの影響も減ってきて、何か新しいことを始めたいなと思って購入したのがUBCO 2X2。NZではmopedと呼ばれるカテゴリーになる。速度は50km/hで制限されていて、いくらスロットルを捻ってもそれ以上の速度は出ない。
この写真は盗まれてしまった白いUBCO。 |