登り
体重をかけるダンシングをすると、明らかに一踏みで進む距離が違う。いや、ギアは同じだから距離も同じはずなので、スピードが違うのか。シッティングでもいつもと同じギアなのに軽く回せる。これが、他のインプレで見かける「スイスイ登る」という感覚なのか?平坦
スピードをのせる時に、例えば「さて30km/hまで上げるか」という時に、以前は「さてスピードを上げるか」から「よし、スピードがのってきた」という段階があったけれども、このホイールだと「さてスピードを上げるか」から「あれもう30km/hになってる」という感じで、こういうのを加速が良いと言うのだろうか? 少なくとも古いホイールより加速が良くなったと言える。ただし、古いホイールは35km/hくらいまで上げてしまえばとその後の速度維持は比較的楽だった。重い方が速度維持は慣性力が働いて楽というのはこういうことか?
振動
疲労度という面から見るとトレーニングでは70km程度しか乗らないので正直まだよく分らない。疲れを感じる時は以前と同じで60kmくらいで感じる時もあるし、疲れを感じない時は最後まで調子良く走れる。ホイールの違いよりも、体調の違いの影響の方が大きい気がする。古いホイールにGP4000を履いて出場した150kmのレースでは、だんだん腰が痛くなってくるけど補給食を摂れば回復するという状態を繰り返していた。11月には160kmのレースに挑戦する予定なので、その時どう感じるかに期待。それから今はチューブを入れて6気圧で乗っているけれども、チューブレスレディのホイールなのでチューブレスのタイヤにしたらどうなるかも気になるところ。
剛性
正直,全く分らない。そもそも比較対象が古いホイール一つだけだし、その比較対象が硬いのか柔らかいのか分らないので、どうにも分らない。ただ、よく登るし加速も良くなったし古いホイールよりは剛性も高いホイールなのかな?と思う。ラチェット
それからこのラチェットは遊びが少ないというか踏むとすぐに反応がある。
買う前には一応ネットで検索してみたのだけど、このホイールについての情報はあまり見つけることができなかった。DT Swissはハブでは有名みたいだけどホイールとなると別なのか? もしかして何か理由があって人気がないのか? と少し不安もあったけれど、それならそれで不人気の理由が見つかるはずだし、きっと単に定番メーカーと比べるとホイールの分野では知名度が低いのだろうと勝手に納得することにした。
実際に乗ってみて結果は非常に満足している。重さで言えばほとんど別の自転車みたいに軽くなったし、最初に乗った1日目でいつも走っているコースのセグメントの自己記録を12ヶ所も更新できたので、このホイールの良さを実感できただけでなく実証できた気がする。
10万円台で買える1,400g以下のカーボンホイールで、ディスクブレーキ対応で、エンドキャップの交換でQRだけじゃなくスルーアクスルにも対応していて将来的にも使えるし、少なくとも自分の脚には必要十分な剛性があるし、今のところ非の打ち所がない。
[追記]
ラチェット音が走行時には全く聞こえないと書いたけれども、たぶん500kmくらい走ったころからグリスが馴染んできたのか少し聞こえるようになった。でもやっぱり静かなのには変りはない。
[追記の追記]
さらに1,000kmくらい? 走るとラチェット音がいい感じになってきた。でも、まだいわゆる爆音? って程でもなくて、個人的には許容範囲。今後もっと煩くなるんだろうか?