23 8月 2018

MAMIL

最近MAMILというドキュメンタリーを観た。MAMILとは、Middle Aged Man in Lycraから造られた造語。

こんなパッケージ

ドキュメンタリーに出てくる人達はUSA、UK、Australiaの英語圏/文化の人達だけど、日本のロードバイク乗りもというか、たぶん世界中の中年のロードバイク乗りは大なり小なり共感できる内容じゃないかと思う。それどころか「ロードバイク」を何か別の趣味に置き換えても成り立つ部分があるので、中年おやじの趣味に共通する問題と言えるかも。

例えば時間の問題。平日はもちろん仕事があるので家族との時間を犠牲にしないと乗る時間が取れない。人によっては一人になれる貴重な時間でもあり、同じ趣味を持つ仲間と集う仕事とも家族とも切り離された大事な時間でもある。

家族からも理解されない趣味。ロードバイクに対する情熱は理解してくれる家族もいるけれど、ロードバイクそのものは理解されにくい。夫婦や家族と一緒に乗っている人達もいるけれど、全体的に見れば少数派か?

機材には惜しみなく金をかける。お金の問題はどこも一緒みたいで、妻/パートナーにばれないように苦労している様子。
ただ言わないという人から、現金とカードの併用でカードの明細だけ見せるとか、相手の無関心を利用してフレームは必ずブラックで塗るとか、荷物は職場受け取りで自宅には配送しないとか。職場配送は自分も使う手で、帰ってきた時に家に持ち込まずにガレージに置いておけば小物だったらまずバレない。

そんな苦労とは無縁なのか、お金持ちはどこにでもいるのか、複数台持ちは当たり前の人達も。バイク乗りのルール: バイク乗りに必要なバイクの数とは、今持っている台数 +1 だそうだ。自分はシクロクロスとMTBの2台持ちだけどロードバイクが欲しくてうずうずしている。とりあえず、オンロード専用のホイールを買って我慢したけど。。。

これは他のスポーツでもありえるケースだけど、たるんだ腹を元に戻すために自転車を始める。始めてみたら、そのままどっぷりと自転車にはまる。自転車は手段だったのに、いつのまにか目的になっている。

自転車特有の問題としては、なぜか自転車乗りに対して攻撃的になる自動車ドライバー。まぁ、普段からハンドル握ると性格変るタイプの人達なのかもしれないけれど、どこの国にもいる模様。


自転車乗りなら、面白かったり共感できたりと観て楽しいドキュメンタリーなので、機会があれば観て損はないと思う。まぁ、日本語版が販売されるほど話題になることはないだろうというのが残念だけど。。。

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